蟲師(むしし)アニメ感想
漆原友紀原作の蟲師。
大概の漫画がアニメ化されると聞いた時、誰もが多少の不安を覚えると思いますが
この作品は良い意味で裏切ってくれました。
映像がとにかく綺麗!!
ほとんど白黒でしか見た事がなかった蟲たちが儚げな光を帯びてうごめいている様子・・・
本当に美しくて見惚れてしまいました。
主人公のギンコの喋り方が上手すぎないのがまた良い。
とても自然でアニメを見ながらにして実在の人物を見ているような気分になります。
ボソボソと喋る一言に深みがあったり時々感情的になったり、人間味が溢れていて特別格好良いことをするわけでもないのにとても魅力的なキャラクターです。
音楽も素敵です。
蟲という生き物の謎めいた感じ、儚い感じ、温かいような冷たいような何とも形容しがたい雰囲気が音楽で表現されています。
何といってもエンディングが毎話違うというところに衝撃を受けました。
こんなに制作に力を入れているアニメを私は他に知りませんでしたから・・・
本当にどこを取っても素晴らしい作品だと思います。
放映が終わって数年経ちますが何度も見直したくなりますし、何度見直しても良いなぁと思える作品です。