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隔月刊誌「メロディ」に連載中/大奥(よしながふみ)感想&あらすじ・謎の疫病により男女比が逆転するどころか、男性の数が激減…ネタバレ注意。

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大奥 よしながふみ

大奥(おおおく)は、白泉社の隔月刊誌「メロディ」に連載中のよしながふみ先生の作品です。

物語の舞台は徳川幕府の治める江戸時代。
3代将軍家光の時代に流行が始まった謎の疫病により男女比が逆転するどころか、男性の数が激減してしまい、世の男性の役割をすべて女性が担っていくこととなります。将軍ももちろん女性。
そのような奇妙なバランスを保ちながら、徳川の御世は脈々と続いてゆく、というのが大まかな流れです。

将軍が女性だから、世継ぎ(次の将軍候補)をつくるための側室はもちろん男性。
ただでさえ少ない男性の中から、家柄も人間性も申し分ないイケメンだけを集め、はべらせておくことこそが天下人である将軍の威光の証しであると作中でも説明があります。

けれど、イケメン達はあくまで側室であり、子をなすことができなければただの穀つぶし。どんなに上様を想う気持ちがあっても、種なしと罵られ、引き離されてしまいます。残酷ですが、そこまでしてでも天下泰平のために徳川の血は絶やしてはならないものだったのですね。

よしなが先生の作品を少しでも読んだことのある方なら察しがつくでしょうが、はじめのうちは登場人物の見分けがつきにくいので、心の準備が必要です。江戸時代のお話なので男性はみんなちょんまげで着物です。読み進めていくうちに慣れます。

日本史に疎くても問題ありません。自分が住んでいる地域に所縁がある人物が登場したり、旅行したことのある場所が登場したりするので、日本史が好きになるくらいですよ。
現に私はこの作品を読み始めて以来、日本のお城が好きになりました。

レンタルショップに置いてあることも多いので、ぜひ手に取ってみてくださいね。