一言感想
主人公が転入した全寮制男子校では、交代制で生徒の半分が女装をしなければいけないという校則があり、主人公の戸惑いや悩む姿が面白くもかわいらしいです。
面白いところ。
ありえない設定から生まれる、リアルな女装子の悩みや矛盾が面白いです。冒頭からほぼ男のみなのですが、見た目は女の子だったりするので画面はなぜか華やかです(笑)女装に戸惑う主人公と、慣れからか女装を楽しんでいる周りのキャラとの温度差も面白いです。
好きなところ。
完全にギャグかと思いきや、女装を心の盾にしている八重崎ツバキやそのツバキをどう見たらいいかわからない主人公の心の葛藤など、読みごたえがあります。
また、女装姿で学校生活を楽しむ姿は可愛くて萌えます(笑)
好きなキャラ。
八重崎ツバキです。転校初日の主人公についた「パートナーコーディネーター委員」つまり女装をコーディネートする委員です。女装を真剣にしていてかわいいツバキに、戸惑う主人公を気にせずからかったりする明るい彼ですが、内面に秘めているものは複雑そうで気になります。
好きなエピソード。
理解しているつもりでもツバキを色々な意味で意識してしまう主人公に、同級生でツバキの幼馴染の夏芽が「あいつはあんなナリでも男だぞ」と冷静な言葉を投げかける場面。
なぜ自分は女装を楽しいと思いかけてるのか、を考える主人公の葛藤が好きです。
おすすめ。
とにかく絵が可愛くてキレイです。話の進み方やテンポも読みやすい。女装しているときは完全に女の子に見えますが、たまに見える男の子らしい面やしぐさなども細かく描かれているので、よく読めば読むほどに面白い作品です。