一言感想
引っ込み思案で内弁慶な主人公八百屋やミステリアスな先輩や先生などキャラがとても魅力的で面白い作品です。
面白いところ。
主人公のやぁやはまさに内弁慶。
そんなやぁやが学校に出没する不審者集団三人吉三に関わっていく中で、少しづつ勇気を出して引っ込み思案を克服していきます。
初めは三人吉三は悪人!の一点張りだったやぁやが、従兄弟の「ついで」に三人吉三に入り悪戯のようなイベントで生徒を喜ばせたり、生徒の依頼を受け味方になったりする三人吉三に誇りを持っていくところも面白いです。
好きなところ。
とにかくキャラが魅力的です。
やぁやはすぐ落ち込んだり卑屈になったりする子ですが、なぜか憎めない明るさがあります。
従兄弟の安森慎太はやぁやが自分に依存していると思いながらも実は逆だったり・・・。
先輩2人は掴めないキャラで飄々としています。
保健の先生は一見優しくてかわいらしいのに実は男らしくて強かったりと、意外性のあるキャラが多く楽しいです。
好きなエピソード。
好きなキャラ。
作品中盤でできるやぁやの親友の吉田桜。
彼女は年の離れた幼馴染を火事で亡くしてしまい、自分を恨んでいるのかもしれないとずっと苦しんでいたのですが、やぁやと関わっていくなかで立ち直っていきます。
暗くて冷たい印象だった彼女が、優しくて明るい本来の性格になっていく姿が大好きです。
おすすめ。
作品最後にはやぁやが成長して高校三年生になります。
後輩を指導するしっかりした姿はどこか先輩方に似た雰囲気になっていて温かい気持ちになれる作品です。