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リバーズ・エッジ(岡崎京子)感想&あらすじ・90年代の若者のなんともいえない倦怠感が漂い、切なさを…ネタバレ注意。

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岡崎京子のリバーズ・エッジ

沢尻エリカさん主演の「ヘルタースケルター」で話題になった岡崎京子さんの作品で「リバーズ・エッジ」という作品があります。

この作者の作品のほとんどに共通していえることですが、「リバーズ・エッジ」にも90年代の若者のなんともいえない倦怠感が漂い、切なさを与えます。

ゲイの男の子、拒食症でレズビアンのモデル、ストーカーの女の子、援助交際をする女の子、ドラッグを売る男の子…

河原で発見した死体を宝物にしたり、必死で埋めて隠したり、そんなことをしながらもどこか現実離れしていてドライな登場人物たち。

2014年の今よりももっとアウトローな出来事が親の目に届かず、クールにとらえられていたあの頃の、大人びた(風を装う)10代と、それに反してBL同人誌を書きながら引きこもりを続ける姉など、ひとくくりにされがちな"若者”の様々がリアルに描かれています。

90年代のあの生産性のない空気が好きな人にはかなりツボであろう作品です。