ぼくの地球を守って
少し古い作品になりますが、花とゆめで連載していた日渡早紀先生の「ぼくの地球を守って」は名作だと思います。
輪廻転生モノで、連載当時は「私も生まれ変わりかもしれない」と言い出す人が続出した作品です。
現在の自分と過去の自分の記憶の間で、少年少女達の想いが揺れ動きます。
私は、この作品の中で特に好きだったのが、笠間春彦くんです。ちょっと色黒で、エキゾチックな外見をしていますが、とても繊細で、それでいて意外と腹黒い(本人はそう思っていないかもしれないけれど)ところが魅力でした。特に、迅八をびんたするところは最高でした。
いくつかの恋愛模様が交錯するのですが、最終的には主人公の坂口亜梨子(おっとりした良い子なんですが、ちょっと鈍い女子高生)と小林輪(小学生ながらかなりしっかり者、というか曲者)の歳の差カップルを応援したくなる作品です。
前世の記憶が~という話が好きな方は、ぜひ読んでみてください。