カズン(いくえみ綾)
等身大の女の子の成長していく様を、恋愛を絡めながらさわやかに楽しむことができる作品でした。
なんでもできる、素敵な女の子が主人公という訳ではなく、コンプレックスや周りの目が気になる、うじうじしてしまう、やりたいこともよくわからないといった10代の悩みをもった女の子の主人公が恋愛や周りのキャラクターを通して少しずつ変わっていく、それとともに外見も少しずつ変身していくという主人公を応援したくなるようなそんな作品です。
そして、主人公の悩みを、自分自身に投影しやすいので感情移入しやすく主人公の悩みや怒りが自分自身でも「確かにこんなことあるよな」と思えるものでした。
主人公の不器用すぎるところは見ていて清々しくもありました(笑)当時、女性向けファッション雑誌に連載されていたものですが、まさに10代の女の子が感情移入しやすい主人公だったのではと思います。