- かずはじめ
- 奥森の父も登場、物語は急展開!
面白いところ。
普段は精神科医として患者を診療している主人公「奥森かずい」。その実の力は触れただけで対象者の記憶と精神を破壊する暗殺者、マインドアサシン。第3巻では、かずいの父カール・クレーラーとの久しぶりの再会シーンも。しかし、つかの間の再会もよそに「命を狙われている」事を告げてかずいの元から離れるカール。彼らの出自に関する組織の重要人物も彼を執拗に追いかけ回します。共にマインドアサシンである父子の運命は、いかに!
好きなキャラ。
リヒャルト・リヒター。あの過去と返しは想像が付かなかったです。大人になった今読み返してみても深いなぁ、と思います。
好きなエピソード。
「#25必要とする者」リヒターの両親を惨殺した犯人の真相と心境を、リヒター自身が告白する回。幼くして両親の殺害現場を目撃してしまった彼はその後どんな思いで気持ちを整理する事が出来たのだろうか。その後のかずいとのやり取りも含めて好きなエピソードでした。
作品に関する思い出。
ドラマCDでは奥森かずい役を声優、緑川光さんが担当しています。当時は個人的にイメージと違う、と思いつつもとても良い声の方なので聴いているうちにハマりました。
おすすめ。
マインドアサシンとしての能力を持った彼が最大の盛り上がりを魅せるこの巻は、重要な展開が多く読んでいてとてもハラハラさせられます。
作者に関して。
ブログに掲載されている作者オリジナルのレシピ「ササミと梅の月見パスタ」が美味しそうです。お料理好きな方なんですね、紫蘇を使った物はよく耳にしますが、こちらはセロリを使うバージョンなので気になる方は是非試して下さい。