面白いところ。
「何系」とジャンル分けしにくいこの1冊、不思議な世界に迷い込むような感覚を覚える短編集が詰まっています。レトロで独特な服装を着た登場人物達が、繰り広げる画面はサーカスやおもちゃ箱を見ているような独特な感覚に陥ります。作者の世界に浸ってみて下さい。
好きなキャラ。
化鳥。何か可愛らしさの上に刹那的な魅力を感じる彼女、とても不思議です。
好きなエピソード。
「鳥追いの街−私迷宮−」とても切なくなる、でも画面構成が好きで何度も何度も読み返してしまう。そんな1話です。この本のなかではこのエピソードばかり繰り返し読んでしまうお気に入りの回です。
作品に関する思い出。
好きな作家さんで、単行本化を待ち望んでいました。奥付を見たところ購入してからもうかなりの年月が経っていたようです。
おすすめ。
民話、伝承などがお好きな方はきっとビビっと来ると思います。白黒の画面がとても映えるので、その画面をコミックスで是非堪能して頂きたいです。
作者について。
著者近影ではなぜか天狗のお面を持っているきれいなお姉さんでした。