- 古舘春一
一言感想
”王様”からの脱却!
面白いところ。
日向と影山はとことん反りがあわないけれど、勝利やコートを譲りたくない気持ちなど、バレーに対しての姿勢がとにかく似ている。
だからか自然に力を合わせる(合ってしまう?)ようになり、雰囲気もイケそうな感じなので「お!」と思うんだけど、未熟と俊才の差でかみ合わない。
突っ込むところも「そこじゃない」というのが多く、見ていて飽きない。
仲は良くないけど、そういう面白相性は良さそう。
好きなところ。
王様だった影山が、”スパイカーのために”と大きく変わるところ。
日向と肩を並べるシーンは、もう中学時代の影山とは違うんだなと感じる瞬間です。
だからといって急に連係がうまくいくわけではなく、ミス連発するところはリアリティがあって面白い。
菅原のアドバイスは影山がどう日向を使うか考えるきっかけにもなり、菅原の存在は主将とは別のベクトルで大きいと感じました。
ここらへんからググっと「仲間」というのが深くなっていった気がします。
相変わらず日向に対して上から目線の発言はあるけれど、日向の能力を活かすやり方をすぐに思いつく影山は俊豪かと。本当に頼もしいセッターです。
好きなキャラ。
影山飛雄。
周りの影響もあり、良い方向に変わっていく様子がわかる話だったから。
不器用な性格が災いして王様になった部分もあるけれど、それよりもバレーが好きだからこそ、勝ちたいから仲間に求めるものが大きくなっていったんだろうなあ。
日向と似ている部分が沢山ありますね。
好きなエピソード。
菅原が自分にはないものばかりだけど、それを持っているお前なら見える、と影山に言うシーン。
同じセッターだから言える事なのかもしれないけど、だからこそこの発言はちょっとグッときました。
おすすめ。
影山が王様から変わる姿。