- 北条司
一言感想
この話は5巻の「夢の中の出会い」「槇村兄妹」から繋がって一本となっているといってもいいエピソードです。
香瑩(シャンイン)とリョウと香が血の繋がりがないけれど親子になっていく様や、リョウと香の初めての出会いなども描かれています。
こういう話は「シティハンター」での出会いと全く違うことからパラレルと受け取りやすく、違和感なしです。
好きなところ。
リョウが香に名前を決めてもらうシーン。冴羽リョウは香が選んだ名前と判明。リョウも喜んでいたのが印象的でした。
また香瑩がリョウと香に呼ばれて「リョウ(パーパ)」「香媽媽(マーマ)」と呼んで飛びつくシーン。子供姿の香瑩とで親子しているのが可愛いです。
好きなエピソード。
意識がないフリをするリョウに香が生きて欲しいと抱きしめて語りかけるのはすごいと感じました。
どこの誰とも分からないけが人を懸命に手当するだけでなく、本当に祈り、リョウの心の闇を救うなんて看護師ではなく天使ですか、というほどです。
この伏線はあちこちにあり、香の心の広さが分かるものです。
おすすめ。
過去の話の中での驚愕の事実。
実はシティハンターは元々は香の兄が一人でしていたことという設定。その後にリョウとコンビになったという過去話も明かされました。
こういうところも「シティハンター」とは違います。
その他。
リョウの名前がこの形式では保存できません。?になってしまうのでカタカナにしました。