一言感想
プロ野球の華やかな部分とはまた違った面白さを描いています
面白いところ。
主人公凡田夏之介(ぼんだなつのすけ)はリリーフピッチャー。普通野球漫画の主人公と言えば先発ピッチャーや4番バッター、少なくとも前向きで成長著しいキャラを描くものです。しかしこの凡田夏之介が興味あるものは年棒。相手バッターの年棒が自分より低いと強く、高いと打たれます。
好きなところ。
プロ野球という華やかな世界を裏方を支えながら見ている気分になります。一部の名選手ばかりが現実には取り上げられがちですが、リリーフピッチャーの見えない苦労であったり、チームスタッフ、けがをした選手の奮闘など見どころが満載です。
好きなキャラ。
原武裕美
「瀬戸内カーナビーツ」のリリーフピッチャー。実力は二流も必死に、ときに開き直りプロ野球の世界にしがみついている感じがします。ローカルTVのグルメリポーターをやっていたり、雑誌の人生相談にのったり。現実世界でもプレーより言動が目立つ選手がいますがこの選手もそうだんだろうなぁ・・・
好きなエピソード。
数話に一話、「ナッツ」という高校生が主人公の話が挟まれます。ナッツが高校生からプロ野球選手になる過程が描かれています。このマンガなのでもちろん華やかな話ではないですが、そのナッツ及び周りの先輩・関係者たちが凡田夏之介にどう関係してくるのか?