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満月をさがして/感想&あらすじ・病気で喉に腫瘍のある主人公、満月(みつき)が歌手を目指し…ネタバレ注意。

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  • 満月をさがして(ふるむーん を さがして)

10年ほど前に、月刊少女漫画雑誌りぼんで連載していた作品です。

正統派の少女漫画を数多く連載しているりぼんには珍しく、恋愛以外のストーリーも読み応えがあります。りぼんの異端児と呼ばれる作者の種村有菜先生らしい漫画です。

病気で喉に腫瘍のある主人公、満月(みつき)が歌手を目指し奮闘するお話ですが、単なるサクセスストーリーではありません。ファンタジー要素の強い作品です。

序盤で満月の元に2人の死神がやってきます。通常、生きている人間は死神を見たり、話をすることはできないはずが、何故か満月には死神の姿が見えてしまいます。死神の話によると、満月の寿命はなんと1年後。生きるためには声帯ごと喉の腫瘍を取らなければいけません。声が出せなくなってしまいます。

満月は手術を断固拒否。それどころか、歌手になる前に死ぬわけにはいかないと、家を飛び出しオーディションを受るために家を飛び出します。

手術を拒否し、死を覚悟してまで何故歌手になりたいのか。歌手を目指しながら満月がどう成長を遂げるのか。2人の死神の過去や、関係性は?

全てが痛烈に描かれています。

満月を始め満月の家族、2人の死神など、キャラがとても魅力的で、読めば読むほど引き込まれます。他の漫画に比べてキャラの独白が多く、内容も独特です。

少女漫画とは思えないほど、凄まじい過去があるキャラが多く、それもリアルに描かれています。特に印象的でオススメなのが、死神たちの過去です。皆壮絶な過去を経験していて、物凄い緊迫感があります。

今まで読んだことのないタイプの作品だと思われます。この機会に是非読んでみてはいかがでしょうか。