槇村さとるさんの漫画はダンスものが多いのだが、その中でも一押しなのが白のファルーカ。
アイスダンスを舞台にした作品。女の子が天才スケーターの美少年とカップルを組み小さな大会からどんどん上がっていくのだが、スポ根なところだけじゃなく、しっかりと人間ドラマもあり、可愛いカップルが大人になっていく成長漫画。演技している時に、相手の故障に気づき自ら体を張って怪我をしながらも踊り続ける場面も。
後半は、パートナーを愛し、信じてるが故、彼のライバル男子ともカップルを組んで大会に出場する。一つ残念なのは最後だけ少しあっさりと終わってしまったこと。最後までドラマティックにいってほしかった。作者自身アイスダンスの事をかなり調べていて、この漫画を見るだけで規定の足型等ルール(フィギュアとアイスダンスの違いなど)を知ることができる。
フィギュアもいいけどアイスダンスもいいのよ。ペアは最高よ。と、この漫画で知ってほしい。