一言感想
衝撃的な第一話に度肝を抜かれました。
面白いところ。
男の子版「みなしごハッチ」みたいにハチの男の子と仲間達の昆虫物語です。
第一話でその仲間達は主人公バズーに仲間意識を強く持ってるみたいなセリフを言いますがバズーは信じられずにいました。
しかし敵が攻めてきた際バズーを庇って仲間達は全員死んでしまいます。
その仲間が死ぬ間際に「言っただろ?仲間って‥」と言い残します。
昨今の漫画やアニメ、ドラマなどのストーリーはどんな些細な描写や出来事、セリフも後の展開で拾い話しを広げるのが主流になっていますがこれは1999年に既にそうしています。
わざと冒頭で読者にも(仲間って言ってるけど本当かよ?)と思わせて、
実際に終盤で主人公を庇い先ほどのセリフを言わせながら死なせ読者に(本当だったんだ)と思わせ、第2話以降でも活躍しそうだと思ったキャラ達だと思ってたので余計にショックな気分と物語への期待感を高揚させる手法を取っています。
ただ残念ながら打ち切りに終わってしまいます。
「モンモンモン」や「みどりのマキバオー」が人気作となったつの丸先生のマキバオー終了後の作品ですが、それまでがギャグ漫画と来たのでこの第一話にはびっくりしました。