人間の汚いところ満載ですが、それが面白い。
面白いところ。
闇金という裏の世界を描いた作品のため、お金を媒介としたどろどろとした人間の深層心理が楽しめる。
きれいごとや建前のほとんどない、切羽詰った人間の聞きたくないような本音であふれているのも魅力だと思います。
救いようのないように思えますが、逆にそれが人間としてのリアリティーが存分にでていて魅力的なマンガだなと感じました。
主人公の丑嶋も闇金業者ということで悪ではあるのですが、ふとした発言などからかもし出される雰囲気に、根っからの悪人ではないのではないかな、などと考えさせられてしまうのです。
好きなキャラ。
丑嶋です。
闇金業者であり腕っ節も強いキャラなのですが、闇金におちていった人などに時折ふとかける言葉などが非常に的を射ていたり重みがあって魅力を感じました。
会社の人と二人きりになったときだけポツリと漏らすような言葉などなかなか深みがあったりします。
こういった仕事をしている以上客に隙というかそういったところを見せてはいけないのかな、と考えるとその苦労も感じ取れます。
見た目や行動とのギャップとしてウサギを飼ってかわいがっているのもまた魅力です。
おすすめ。
人間の本心ですとか言ってしまえば汚い部分などがたくさんでてくるのでそのリアルさがおすすめです。
すべてではありませんが客が改心や改善を心がけ先に進んでいくようなエピソードもありますので、そういったスカッとする部分も楽しむことが出来ます。