鬼の手を持つ霊能力教師、鵺野鳴介(ぬ~べ~)が、幽霊や妖怪から子どもたちを守っていく、基本一話完結のストーリー。ぬ~べ~の愛と正義感にあふれた人柄は、子どもたちから慕われ、時に妖怪や鬼の心を動かす力を持っていて、作品の最大の魅力といえます!
大事なのは、そんな彼が「教師」であるということ。
ぬ~べ~は、等身大で生徒と向き合います。だからカッコイイ面より、カッコ悪い面の方が多いかに見える彼ですが、生徒と笑顔で向き合う内面では、大人としての判断を怠ることなく、生徒と適度な距離を保って付き合っています。これって、なかなか難しいことじゃないかなと思います。
愛すること、それゆえに距離を保って接すること。そして守るときは、自分の身を賭してでも守り切ろうとすること。ここまでできる教師、現実にはいないんじゃないかな~。しかも25歳で。作中では、そんなぬ~べ~の苦労多き人生も語られ、「人間」としての彼について、考えさせてくれます。
「教師」として、「人間」として、そして「妖怪」として!?
地獄先生ぬ~べ~は。すべてにおいて愛すべきヒーローなのです!