たんたんと、ふわーっと短編四作が入った読みやすい少女漫画です。
作品に関する思い出。
某バンドのメンバーをモデルにして描かれている、と聞いて購入しました。確かに外見や性格など似せているように感じ、4作短編のそれぞれがメンバーとの恋愛のようです。真相は分かりませんが、当時は好きだったバンドのメンバーに重ねてストーリーを楽しみました。
好きなキャラ。
三作目の主人公めんちゃん。長年付き合った彼氏との別れ、というテーマでしたが、感情が醒めたのでも嫌いになったのでもないもどかしい内容でした。前向きできちんと自分にも彼氏にも向き合う、素敵な女性です。
好きなエピソード。
四作目に掲載されているお話しです。破天荒で天然な女の子と少し短気な男の子。あまりお似合いなはずではないのに、女の子のペースに乗せられていくストーリー。少女マンガとして一番リアリティのある内容でした。
好きなところ。
短編四作が全く違う設定なので、お得感があります。少女漫画特有の、トキメキ度や波乱度は少なめですが、サラッと読んでフフっと笑えるので、気軽に読み返すことができます。
おすすめ。
やはりその某バンドを好きな方に見ていただきたいと思います。私は「あー、なるほど!」と共感しましたが、レビューなどを見ると似ているかどうかという感想は様々なようです。
作者に関して。
線の柔らかい絵を書く方だなと思います。ほんわりしているけど、話の内容は意外とズキっとくるものがある印象です。