後ろ向きが180℃変わって前向きなんだか後ろ向きなんだか分からない。応援団物。勢いで読める。面白い。
面白いところ
1巻から面白い。1ページめから卒業式で階段から落っこちて3年前(入学式)にタイムスリップ。そして応援団へ入部。なにより主人公が後ろ向きすぎて自分の中にあるもやもやを吹き飛ばしてくれる。誰もが絶対に1度は思っていることを叫んでくれる。
好きなキャラ
全キャラに独特の個性があるが、主人公の今村金一郎。
好きなエピソード
どの巻も面白いが私的に入り込めるのは8巻9巻。最強にネガティブな女が現れる。もはやこれは特技じゃないかと思うくらいネガティブで常に「死にたい」を連呼している。その女は実はただ一人の演劇部で活動している。
その女と今村のいる応援団が組んで「死にたいミュージカル」をするところ。いい事なんかない人生ほんとに生きるのめんどくさい!!死にたい!!!誰もが思ってることをミュージカルにして叫びまくっているところ。
好きなところ
全キャラが人間的に素直で、邪魔な女の男はとっちゃえ。や、イチャイチャしたい。や、可愛けりゃ何でもいいのかよ。や、欲望のまま突っ走りたいなど、社会生活上では叫べないようなことを叫んでいるところ。
好きな台詞は「ネガティブな人間はポジティブな人間から励まされるだけで精気吸い取られるんだ」心に響いた。
おすすめ
4巻で今村が3年前から現在に戻ってきてしまう。だが3年前の世界は進行していて今村は3年前にいけるのかハラハラする。
作品に関する思い出
現実世界が充実している人間には分からない思いや激昂が詰まっている。誰も自分の事を考えてくれる人間なんて居ないしいたとしてもそれは上辺。そんな思いをガーー!!!っと表現してくれている。
作者に関して
この方の話は面白い。勢いもあるしちょっとした恋愛の駆け引きいざこざが出ていてとても人間味溢れている。作者もネガティブが「特技」なんだと思う。
その他
現在なのか過去なのか分からないけど最終的には過去と現在が繋がって今村も前に進めると思う。(ハッピーエンドになるのかは現在週刊少年マガジンにて連載中により不明)。