壮大でゴージャスな旦那様探し!
面白いところ。
主人公、花鹿の夫候補となる3人が、とにかくゴージャス!セレブな世界でのお話なので、設定だけ見ると逆ハーレム?のようなお話ですが、花鹿自身があまり女の子っぽくなく、中性的でさばさばとしているので見ていて気持ちがいいです。
また、恋愛よりも政治や花鹿の出生の秘密に重点が置かれているので、ストーリーも大河ドラマのようで
読み応えがあります。
好きなキャラ。
やはりルマティ。最初はわがままでお子様だった彼が花鹿と出会った事で成長していく姿が良いです。
物語終盤の王として戴冠するシーンは圧巻です。
好きなエピソード。
物語終盤、ルマティの祖父マハティが死に際に花鹿に声をかけるシーン。物語全体のテーマを表している感動のエピソードです。
作品に関する思い出。
花鹿が由衣中学校に転校してきたところからお話が始まるのですが、由衣があくまでも一般市民の普通の女の子として描かれているので、自分にもこんな事起こらないかなーと連載当時思っていました。
おすすめ。
旦那様候補の男性陣と、花鹿のまっすぐなキャラクターがとにかく魅力的です。
作者に関して。
この作者さんの作品の特徴は、少女マンガの枠を超えた壮大な世界観と魅力的なキャラクター。
本作ではそれが存分に発揮されていて、読後は大河ドラマを見終わったような爽快感があります。