黒いキャラのベールを脱いでいくくるみちゃん、好きです。
面白いところ。
くるみちゃんが、少しずつ、でも確実に本性をあらわしていくところ。それなのに、爽子が純粋すぎてその本性にまったく気づかないというのが読んでいてすごく面白いです。風早くんと仲いいもんねーと爽子に言われ、「仲いーなんてそんな!ふつーだよぉ!」と返すくるみちゃん。普通の人だったら「そんなことないよ」となる流れなのに、爽子は彼女の言葉を真に受けて「えっ普通なの!?」となってしまいます。それにくるみちゃんがイラッとするシーンがツボです。
好きなキャラ。
くるみちゃん。男子から絶大な人気を誇る可愛い女の子で、ぱっと見は八方美人な感じなのに、実は風早ひとすじでものすごく腹黒いキャラ。このギャップがたまりません。他の女の子に対しては功を奏するような牽制が爽子にはまったく効かず、次第にイライラを募らせていくのが面白いです。
好きなところ。
ちづの昔話で、「今の話でだいたいくるみがどんな子か想像ついたわ」と、あやねが瞬時にくるみちゃんの本性を見抜くところ。「さすが姉さん!」って感じで、頼もしいです。主人公含め、他のキャラたちがあまりにも頼りないので(笑)、余計にそう感じます。
おすすめ。
3巻の1番最後で、爽子の恋心が一気に動き出すエピソードです。ものすごく期待感を持たせる終わり方なので、早く続きが読みたくなります。