ぽっかぽか文庫版全１２巻（深見じゅん）感想ネタバレ注意・家族とは、愛とは、幸せとは何かを…。

家族とは、愛とは、幸せとは何かを教えてくれる漫画です。
「ぽっかぽか」のタイトル通り、心があったかくなります。

面白いところ。

父の田所慶彦と母の麻美、幼稚園児の田所あすかの３人家族。都会からちょっと離れたところに家を買い、貧乏ながらも仲良く楽しく暮らしています。子供って育てるの大変だなぁと思うけれども、子供から学べることって多いんだなと感じられるところです。子供と一緒にいても面白いかもと思えるところです。

すきなキャラクター

あすかちゃんです。のんびりやで面白い母、麻美に育てられたおかげか、のびのび優しい素直な子に育っています。普段の会話は話せるのですが、歌になるとめちゃくちゃで何を歌っているのか分りません。きんぴらごぼうが好きで、よく噛むとお肉の味になるそうです。なるほど…。

好きなところ。

母麻美は父慶彦とお見合い結婚しました。お見合い当時は普通のOLらしく、お洒落や流行な服、ブランド物のバッグが大好きで、メイクもバッチリしていました。ところがお見合いの場所（中庭）で慶彦が、ちょうどあった水飲み場の水で顔を洗ったのです。そしてこう言いました。「気持ちがいいですよ。あなたも顔を洗ったらどうですか。」と。そうしたら、麻美は素直に従い「そうですね。実はもうこうすることに疲れちゃってたんです。」
と言いました。後で分るのですが、彼は意地悪でそう言ったんです。でも、彼女が違った反応をしたので驚いたようでした。それからの麻美は背伸びをせず自分らしくなりました。
着飾ったり、バッチリメイクをしたりせず、自然体で慶彦と付き合って結婚したのでした。