いつ読んでも、涙が出ます。
好きなキャラ。
副担のピン。今回は友情をマジメに描いたエピソードですが、最後はピンが笑いを運んで場を和ませてくれます。3人が泣きながら笑って仲直りしている時に、なまはげよろしく「ケンカはいねがー!」と女子トイレに駆け込んでくるんです。その理由は、ただ自分が暴れたいだけ(笑)ケンカがないとわかると、「どけ!!おまえら全員散れ!!虫ケラのように」と言い残して走り去っていきます。期待を裏切らないピンの教師らしからぬ言動、惚れ惚れしちゃいます。
好きなところ。
普段は決して人と対立しない爽子が、大好きな千鶴とあやねの悪口を言われた時に、自分が突き飛ばされても相手に立ち向かっていくところ。そして、悪い噂の誤解が解けて、爽子にとって初めて本当に「友達」と呼べる人ができたと認識できるところ。この一連の流れは、本当に大好きです。
おすすめ。
君に届けのいいところは、とにかくキャラクターたちがピュアなところ。この「友達」のエピソードでは、それが特に顕著に表れています。最近多いドロドロの少女漫画に飽きてきて、清々しい気持ちになりたい人におすすめです。
作品に関する思い出。
最初に読んだ時は、すぐに先が読めなくなるほど大量の涙が溢れてきました。爽子の「ともだちになりたい…」から、あやねの「そんなことであんた傷ついてたの…」、そして千鶴の「しってる?友達ってね、気づいたらもうなってんの!」まで。この辺りは号泣でした。今でも、何回読み返してもこの部分ではホロリと涙が出ます。君に届けの中で、1番好きなエピソードです。