」で便利でお安く。青春ていいなー、って思えるエピソードです。
面白いところ。
千鶴が、爽子がわざわざ作ってくれたテスト勉強用の要点ノートを開くシーン。それまではしんみりしていた千鶴が、「がんばって」という言葉とともに描かれた爽子の下手すぎる似顔絵を見つけ、「絵へたすぎ！殺す気か！」と爆笑します。でもやっぱり、自分のためにこんな面倒臭いことをしてくれた爽子の優しさを思って、また涙して…。笑いと涙のバランスが絶妙で、そして本当に爽子の似顔絵が下手すぎておかしくて、かなり好きなシーンです。
好きなキャラ。
龍。風早と千鶴の幼なじみで、根っからの野球バカ。龍がまともに話すシーンがあるのは、episode6が最初だったと思います。それまではいつも眠そうで、口数も少ない「変わった男の子」という印象が拭えないけれど、ここで千鶴の話を聞いてあげる龍の姿からは、優しさがひしひしと伝わってきます。龍の場合、口数が少ないのが逆によかったりして…。きっとこの辺りから、読者の龍ファンが一気に増えたのではないでしょうか。
おすすめ。
あやねと千鶴が外で爽子について語り合うシーンは、必見です。いつも言いたい放題言っている2人だけど、本当はどちらもすごく優しくて、ここで爽子について初めて真面目に意見を言い合います。「こんなに貞子のことばっか考えて…もう大すきじゃん」「友達かって言ったら微妙って言ったけどさ…こんなの…もう友達じゃん」と自分たちの気持ちを確認する2人は、とっても素敵。「女の友情も、捨てたもんじゃないな〜」と思わせてくれます。君に届けは、恋愛以外の部分もピュアストーリーです！
