- 『港区芝公園4-2-8』編が面白かったです。
- 作者中村光。
面白いところ
人間界で休暇を楽しむ二大聖人、ブッダとイエス。
なぜか立川のアパートで、超庶民的な二人暮らしをすることになりました。
二人の日常生活の様子が、仏教あるある、キリスト教あるあるの形で描かれているのが面白い。
好きなキャラ
アナンダ。ブッダの十大弟子の一人。超イケメンの天然キャラ。
自分のことを、「呪われた顔面で婦女子を惑わす」罪深き存在であると真剣に信じている。
イエスが「私も今、モテ紀の予感...」、と言うと「イエス様の祝福された顔面にそんな試練は訪れません」と言い切ってしまうKYぶり。
好きなエピソード
第30話『港区芝公園4-2-8』
天界からやってきた弟子のアナンダ、イエスと一緒に東京タワーに登るブッダ。
東京タワーを自分のお墓(仏塔)と勘違い。
エッフェル塔やタワーレコードまでも自分のお墓だと思っていた。
好きなところ
最上階の特別展望台に停まったエレベーターの扉が開くと、そこは天界。
降りようとする修学旅行生に向かって「未来ある若者が行くところではありません!」と止めるブッダ。
エレベーターが大量殺戮兵器にならなくて良かった、と安堵する二人はやっぱり聖人でした。
おすすめ
聖人ってこうなんだろうな、こうかもね、と、思わず納得してしまう設定。細かいネタが随所に散りばめられていて、何度読んでも飽きません。
作者に関して
作者の中村光氏は、TVドラマ・劇場版「荒川アンダーザブリッジ」の作者。