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フルーツバスケット(高屋奈月)感想ネタバレ注意!十二支をモチーフにしているところがとても面白いと思いました。

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  • 一言感想:心が温まるような、ほっとするような、いつも傍に置いておきたい、そんな優しいお話です。

面白いところ

十二支をモチーフにしているところがとても面白いと思いました。けれどその設定はキャラクターたちにとても大きな傷を残します。異性に抱きつかれると憑いている十二支の動物に変身してしまう、という草摩一族と、その秘密を知ってしまった主人公本田透のお話。草摩家の人たちは、それぞれ心に傷があるのですが、透と触れ合うことでゆっくりと、ゆっくりと、その傷と向き合って、受け入れて、立ち上がっていきます。謎解きのような要素も加わって、話が進むにつれて深く重くなっていくのですが、透の優しさと真っ直ぐさ、そして無限の優しさに、キャラクターだけでなく私も救われました。

好きなキャラ

十二支の皆もとても個性的で大好きなのですが、やはり本田透が好きです。こんなにも優しくて、慈悲深くて、相手のことを常に考えてあげられる人って、いるのでしょうか、と思うくらい純粋です。私はここまで純粋になれないので、時にじれったく、時に苛立ちさえ覚えてしまうのですが、でもきっと透は、こちらのそんな感情さえ全て受け入れた上で優しく微笑んでくれそうな気がして、どうしても憎めない、そして逆に守ってあげたくなるような女の子です。

好きなエピソード

透以外の人物も、それぞれ素敵な恋愛をしています。恋愛だけでなく友情もまた見所なのかなと思うので、このエピソードが一番好き!というのはなかなか決めがたいですが、草摩一族が十二支の物の怪憑きである、という呪いを解きたい、と透が告げるシーンがとても好きです。今までどうやっても解けなかった呪いに踏み込んで、たくさん傷ついている皆を解放してあげたいという思いを、透は我侭だと言うのですが、こんな優しい我侭、他にあるのでしょうか。この宣言によって、大きく物語が動くというわけでもないのですけれども、透の無限の優しさと強さを同時に見た気がしました。