恋と食をテーマに描かれたこのマンガもついに最終巻です。
一風変わった視点のこの作品ですが、妙に胸に突き刺さったり激しく共感するエピソードも多くて、次から次へとよくネタが尽きないなぁと感心してしまいます。すぐに人の真似をする女性がいるという話には「分かる~!」と思わず叫ぶほどでした。これは女性特有のものなのでしょうか。
洋服、髪型、腕時計など、自分の身なりをなぜかすぐに真似してくる人が職場にいるというストレス、私にも経験があるので痛いほどよくわかります。小学生の頃に持ち物の文房具などを友だちと同じにしたがる女子が存在しましたが、あれが大人になっても続いている状態に心底うんざりします。でも大森さんの対応を見ていたら、怒りの感情に支配されていた自分がなんだか馬鹿らしくなり、少しすっきりした気分になれました。
あと、こだわりの料理に匹敵するくらい宅配ピザの威力がすごいのも印象深かったです。私はピザはほとんど食べないのですが、ジャンクフードの代表と言える存在なのでしょうね。大森さんと渡辺さんの未来に幸あれ、と願わずにはいられないラストもよかったです。