「お迎えです。」3巻 田中メカ・著
円が金しばりにあったり、体育館ですすり泣く声が聞こえるなど、真夏の怪談話のような展開をドキドキしながら読み進めました。
ゆずこの生前の恋愛模様が少し明らかになったエピソードが、とても印象的でした。1巻の時点では失礼ながらゆずこは男の子だと勘違いしていましたが、巻が進むにつれてどんどん女の子らしさを増しているように感じます。あの世にある会社に勤めているということは、つまりこの世ではすでに死んでいるわけで、若くして病弱な体だったんですね。生前に想いを寄せていた人がパン屋を開く夢を叶えたのを、赤の他人として見るのはどんな気持ちがするでしょうか。ゆずこの切なさを思うと胸が締め付けられます。
そして、生前に円を密かに好きだった千里の話にはとても胸打たれました。円の人生に直接関わった人との別れを描いた話は、おそらくこれが初めてではないでしょうか。他人のこととはまた違ったつらさがあったと思いますが、円の深い優しさが伝わってきてすごく素敵でした。
ありがとう寄稿。
少し前に実写版の映画を観て漫画を買ってみたら一気に20巻まで読んでしまいました。ただのゾンビ(ZQNと呼ばれる生命体)漫画だと思ったら大間違いで、映画では描き切れていない彼女との生々しいやり取りや、仕事での苦悩が読みやすく描かれていました。
実写版の映画を観て漫画を買ってみたら一気に20巻まで読んでしまいました…アイアムアヒーロー:花沢健吾/感想ネタバレ注意!あらすじ・…。 #COMIC - ナカノちゃんねる