「大正ロマンチカ」8巻 小田原みづえ・著
亡き父の妻であり幼なじみである栞のことを、ずっと一途に想い続けてきた佐伯。栞が再婚することが決まって悶々としていた佐伯が、理性をかなぐり捨てて栞の元へ走ったのは予想外でびっくりしてしまいました。この2人は結ばれても到底めでたしめでたしとはならないし、今後も風当たりの強い人生を生きていかなければならないのは確実です。
さっそく親類縁者に殴られて勘当されたようですが、幸せそうな笑顔が見られたのはせめてもの救いでした。そしてこの巻では、明のトレードマークとも言えるはじける笑顔はなりをひそめ、泣き顔ばかりが印象に残りました。レイヴィスも明も、お互いのことを大事に思えば思うほどこの愛をどこまで貫けるのかが分からずに苦しむ様子が、見ていてつらかったです。明の幸せを思うなら、大人であるレイヴィスが冷静な判断をしてほしいと忠告したエマの言葉は本当に正論だと思います。そして初登場した新キャラクター浅井藤間は何者なのか、謎が多くて続きが気になる展開でした。
ありがとう寄稿。
サイロ化とは. 組織業務やシステムが、他の組織、業務などとの連携を持てずに自己完結し孤立化してしまっていること。
感想・書評「サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠 ジリアン テット」ネタバレ注意・経営者を目指す方におすすめです(レビュー)。 #読書 - みんなの政治経済ブログ。