面白い漫画を教えてください。

色々な「面白い!」を発信します。

スポンサーリンク

ダンス・マカブル1~西洋暗黒小史~(大西巷一)感想&あらすじ・中世から近世、ヨーロッパの拷問や残虐な刑罰と、使われた器具の異色のコミック…ネタバレ注意。 #マンガ

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

ダンス・マカブル1~西洋暗黒小史~ 大西巷一

おもに中世から近世にかけて、ヨーロッパを中心に行われていた拷問や残虐な刑罰と、それに使われた器具に焦点を合わせた異色のコミックです。

刑罰やら拷問の方法や器具に焦点をあわせてしまえば、ただの暴力的でグロテスクな作品にすぎないと感じられるかも知れません。しかし、作者の描く人物の表情が、その内面を実に見事に映し出しており、そちらに注目すべきかな、と思いました。

作者の興味なのか編集者の方針なのかはわかりませんが、この巻では残念ながら、残虐性の側が強調されている印象が強くなっています。巻頭にある、ジャンヌ・ダルクの場合、ジャンヌは死後名誉回復され、列福、列聖までされたという歴史的な事実まで書いてあると、読み手としては救いを得られますし、もしかしたら西洋史に興味を持てるようになるのに、と残念に思いました。

もっともこの巻最後のイエス・キリストのエピソードでは、マグダラのマリアをはじめとした人物たちとかかわるイエスのいい感じの人間臭さと、聖書に書かれているような超人的な部分までもがうまく描かれています。作者の力量を見る思いがしました。

率直な感想として、読み手は選ぶと思います。具体的には「残虐なシーンに耐性のある方」ですね。しかし個人的には次巻をぜひ読みたい、と感じる作品でした。

ありがとう寄稿。

知る人ぞ知る有名なライトノベルです。メインテーマは「タイムトラベル」、「クオリア」です。クオリアとは心理学用語で感覚質のことです。

感想・書評「紫色のクオリア:うえお久光」ネタバレ注意・心理学用語で感覚質、読んで字のごとく感覚を伴った経験のことです(レビュー)。 #読書 - ナカノちゃんねる