「信長協奏曲」7巻 石井あゆみ・著
浅井、朝倉軍は織田家打倒のため密かに三好三人衆、石山本願寺とも手を組んでいたことが明らかになります。信長本軍は敵中に孤立してしまいますが、この危機に立ち上がったのが宇佐山城主である森可成でした。うろたえる家臣たちを一喝し、冷静な判断で奇襲をかけて5百の兵で3万の大軍を見事追い払います。しかしそれでは終わらず可成は2度目の出陣を決めます。
死を覚悟して凄まじい奮戦を見せた森可成軍は壊滅しましたが、無事に宇佐山城を守り抜きました。可成の武将としての信念を貫いたその生き様には、胸が熱くなりました。また、気晴らしに外へのんびりしにいったサブロー信長に変わって、明智光秀が新年の1日を信長として過ごす話は面白かったです。同じ顔でも品格がまるで違うので笑えます。光秀と帰蝶が会話する場面では、いつもとても切ない気持ちになります。自分が幸せにできなかった帰蝶への申し訳なさと、少しの未練が垣間見える光秀の心中を思うとなんだか胸が痛みます。
今日のブログ飯。
ある施設の子供たちはその敷地から出ることを許されず、脱走すると『殺人鬼』に殺される環境で育った。
わたしを離さないで/最終回と結末の予想&感想ネタバレ注意「バッドエンド?恭子は保護官になるのではないか」続編があるなら? - みんなのブログ。