【陽気なギャングは三つ数えろ】【伊坂幸太郎】
伊坂幸太郎の陽気なギャングシリーズ9年ぶりの新刊です。久しぶりの新刊でしたが相変わらずの軽快さでスラスラとあっという間に読むことができました。おなじみの銀行強盗4人組の小気味良い掛け合いとテンポの良いストーリーは健在です。今回の話は銀行強盗を行った際の小さなミスによって、悪質な記者・火尻にゆすられてしまうといったお話です。
銀行強盗を行うのは2年ぶりらしく、2年の間に街中に防犯カメラが増えたりスマートフォンの普及によって銀行強盗の業界も厳しくなっているようでした。何気ない会話やちょっとした行動がストーリーの終盤になって伏線として回収されていき、読み終わった後の爽快感は他の伊坂作品同様です。私の一番お気に入りの登場人物は銀行強盗の一人響野ですが、話の中で特に目立った活躍は無はないものの相変わらずの自信家で口達者なキャラで、一番楽しませてくれます。続編にも期待したいところですが、新刊を読み終えたのを機に過去2作品も読み直してみたいと思います。
ありがとう寄稿。
近くには肉そばで有名な「港屋」があり、そちらは毎日長蛇の列。ちょうど「港屋」の列の最後尾あたりに「紅蠍(レッドスコーピオン)」という汁なし担担麺のお店があります。
おすすめ美味しいラーメン屋「東京都・虎ノ門に紅蠍(レッドスコーピオン)の汁なし担担麺」肉もやしは半分ほど残しておくのがこのお店のモットーです。 - ナカノちゃんねる