」で便利でお安く。よつばと！１３巻あずまきよひこ：遠くに住む親せきのよつばちゃんに会う気持ちで読める１３巻
２年半年ぶりによつばと！新刊。やっと出ました。長く長く待っている間によつばは成長しています。
１巻が出てきたころは、元気な子どもだったのに、公園のお友達もできていたし、プリキュアが好きだったり、ファッションに興味を持ったり、将来の夢も増えました。
よつばの周りの大人たちはみんな子どもに優しく、よつばの天敵のやんだも子どもの事を考えて行動しているのでストレスなく読めます。
１３巻ではよつばのばーちゃんが登場します。とーちゃんのお母さんです。
おみやげをもらうまでのシーンでは、ばーちゃんに会うまでにとーちゃんから「おみやげをねだるのは失礼」と教えられたので、おみやげをねだらないようによいこにしていたアピールをするのですが、なかなか登場しないおみやげにとうとうおみやげをねだります。するとばーちゃんは「ないね」と一言。絶望するよつばに「本当はある」と言います。なぜよつばを騙すのかとよつばが聞くと「罠」と言ってよつばを驚かせます。しかし出てくるおみやげはキウイだったり、なしでよつばが希望するものはなかなか出てかないのでよつばが焦れてしまいます。最後によつばへのおみやげの色鉛筆と鉛筆削りを渡します。鉛筆削りを使いたいと思うよつばに鉛筆もおみやげで持ってきていました。
こういう風に渡すとおみやげって特別なイベントになるのですね。
ばーちゃんからとーちゃんからは習ったことがない本気の掃除、折り紙を教えてもらったよつばはまた成長します。 褒めるところは褒め、直すべきところキチンと注意する大人でそういうところはとーちゃんがばーちゃんから譲り受けたのだろうなと思います。
玄関で靴をそろえるシーンはよつばだけでなくやんだにも容赦なく注意します。よその子どももうちの子どもも関係なくダメなものはダメというおばちゃんだったのかな。と想像しました。
本気の掃除のシーンはばーちゃんが楽しそうに掃除をするので、よつばもやってみたくなり、お手伝いします。
ばーちゃんが作ってくれた焼きおにぎりの冷凍の賞味期限についてとーちゃんが尋ねると「それは気持ちのもんだいやな」と答えます。お茶目な一面が面白いです。
一見怖そうなばーちゃんですが、面白く優しく、普段とーちゃんが目の行き届かないところを上手にフォローしてくれるばーちゃんをよつばは大好きで、ばーちゃんが帰らないようにばーちゃんの荷物を隠したり、家にいるというお化けの真似をしますが、結局ばーちゃんにばれてしまいます。
「またおみやげ持ってくるから」というばーちゃんによつばは「おみやげなんかなくてもいい」と泣いてしまいます。
またばーちゃんの登場を楽しみにしてしまいます。できるお手伝いが増え、よつばはまた成長しました。
帯には「そして今日も、日々は続く。」とありました。こうしてよつばと周りの人たちの日々は変化を加えながら続いていくのですね。
次巻にまた成長したよつばに会える事が楽しみです。
ありがとう寄稿（マンガ感想記事）。
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