感想
日本語直訳で、嘘つきのゲームです。映画化されたときに、capsuleの「LoveorLies」という曲にひかれ、その後原作も読んでみたいと思い購入した作品です。読み始めたころはなんというか...なんて騙されやすい女なんだと思いました。
主人公は神崎直というすごく素直で嘘がつけないお人よしな女子大生。始まりは彼女の自宅に小包みが届けられたことからです。「LIERGAMEに参加される場合のみ、この箱をお開けください」という注意書きがあったのにも関わらず読まずに開封。この時点でちゃんと読めよ!と思いますがこの時点であけていなかったら物語が進まないですよね。
その箱の中身は1億円の札束が入っていて、「いかなる手段でも構いません。対戦相手からマネーを奪ってください」と書かれていたのです。その金を減らすとすべて負担しなくてはならず、ゲームを降りたいが誰に相談しても取り合ってもらえず。そのためん、彼女の中学時代の恩師である藤沢に相談するものの1億円を奪われてしまいます。
その1億を取り戻そうと、天才詐欺師秋山深一という男に助けを求めることになるのです。でもこの詐欺師に助けるという発想はとってもいいのに、他のところに頭が回らない残念な女性でなんだか読んでいていらっとすることが多い作品だなと思いました。