感想
古本屋さんで溺愛する実妹にねだられて全巻セットで買ってしまったという作品です。借りて読んでみてとてもかわいらしい少女マンガだったので、りぼんという雑誌は本当に抜け目ないなと思いました。主人公は西山ひよりという高校2年生の少女。驚いたのが、高校の入学式の前日に交通事故に遭い、全身複雑骨折で入院12月に初登校するという初登場シーンです。
8か月の入院というだけでもかなりまずいと思うのですが、女子高生が全身複雑骨折って完全に生死をさまよっているパターンだと思うのですが、この設定、少女マンガとして大丈夫なんでしょうか。主人公のあだ名は「ひよりん」なのですが、本名が「ひより」だからではなくひよこに似ているからという理由。
ひよこに似ている、ってどういうことなんでしょうか。少女マンガによくありがちな、「片思い相手、もしくは気になるあの人が高身長」は納得できるのですが、それに慕って190cmはちょっとやりすぎじゃないのかと思います。私は自分より背が低くなければなんでもいいというタイプなのでそこまで高身長を意識したことはないですが、この身長で本当によかったんでしょうか。あとは担任の先生が、クリスマスにむけて合コンするというシーンがあってなんだかその仲よさそうなクラスの雰囲気は正直羨ましいなと思いました。