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セイントおにいさん1巻,2巻,3巻/感想&あらすじ・祖たちの現世での日常生活に大笑い…(ネタバレ注意)。 #マンガ

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教祖たちの現世での日常生活に大笑いー『セイント お兄さん』の1巻,2巻,3巻

 友人に薦められて今さらのように買ったのですが、あっという間に読み終えてしまいました。ブッダとキリストが休暇で現世に来て、首都圏のアパートで一緒に生活しているという設定なのですが、もう面白いのなんのって。

 まず主人公の二人の絡みが何とも言えない味わいです。主人公それぞれが、仏教とキリスト教に基づいたキャラクターを持っているのですが、このキャラクター設定に基づいていろいろととっぴな反応や行動をしてしまう。一例ですが、水の苦手なキリストがプールの中で強く念じるとプールの水がふたつに割れてしまうとか。ブッダなら、悟りを開いたような口調でしゃべりだしたら後光が差し始めるとか。
 解脱(キリスト教では違う言葉でしょうが)したはずの二人が、この現世で実に人間らしく生きている。スマートフォンを使い天界とコミュニケーションを取り、天界(仏界)の序列や常識を日常に持ち込もうとする弟子たちに悩まされる。教祖という言葉からイメージする完璧な人間像と、実に普通の人間臭さを振りまく二人のギャップに、自然と笑わされます。
 巻が進むにつれ、天使たちやブッダの弟子たちも登場するようになり、新たな笑いの境地を開いていきます。10巻まで刊行されています。絶対にお勧めの一作です。