」で便利でお安く。ペルソナ4ザ・ゴールデン 第6話「See? I told you Yu.」
今回は足立中心の回でしたね。
今まではマリーのコミュを今まで一話一話ゆっくり進めてきたのに対し、
原作で言う「道化」コミュを一話でまとめて観る、という緩急の差はなかなかいいですね。
マリーが前回足立を見てひどく気分が悪くなり、今回足立を尾行してその原因を突き止めようとします。
しかし足立はそんなことつゆ知らず、今までの道のりを回想するのですが・・・。
まず足立の回想が全体的に色あせた色彩なのが、悠たちのようなめまぐるしくも色鮮やかで、楽しいゴールデンな高校生活を送る者達との違いを思わせます。
設定によると足立はそれなりにエリート（堂島さんのキャリアを考えると準キャリくらいでしょうか？）ですが左遷されてしまった様子。
しかし、堂島さんのような古めかしくも温かい上司に出会えることは幸運としか言いようがないと思います。
きっと自分の居場所をやっと見つけられたと思ったのでしょう、商店街の店を悪態をつきつつ一つ一つ覚えるようにしている光景は、この地に愛着がわいた証拠です。
しかし、悠がそこに波乱をもたらすとは誰が想像したでしょうか？
足立が堂島家の前に来たにもかかわらず、悠、菜々子、堂島さんの家族団欒に入れずに、雨の中去って行ったのは、彼が最初の過ちを犯す前日でした。
雨のせいで顔が濡れているようでしたが、泣いているようにも見えましたね。
そして二度目の過ちを犯してしまったとき、堂島から夕飯の誘いがありました。
もう少し早く電話がかかってくれば、二度目の罪を犯さずに済んだのかもしれません。
彼は生田目や悠のせいで自分の居場所（になってくれるかもしれない人）を失ったと感じ、しかし堂島の電話はそんなことはないという証拠ですが、時すでに遅しでした。
大家さんの話や悠のフォローもありましたが、悠の差し入れのタッパーは一つも手に付けずゴミ箱に丸ごと捨て、中身を食べた大家さんの差し入れの鍋も丸ごと捨てました。
普通だったら鍋はそのまま返せばいいし、タッパーも中身だけ捨てて返せば済むこと、なのに丸ごと捨てる足立は彼らとの関係すら自暴自棄になっているようでした。
そして来る菜々子の悲劇。足立はひたすらに悠を責めますが、これは明らかに元を正せば自分の行いが招いたことだと知っているからこそ、悠に転嫁しています。
彼の言葉はそのまま自分に帰るのです。
ダメ大人を具現化したような足立に救いは来るのでしょうか？菜々子の生死は？来る次回！
