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伊賀の朧、甲賀弦之介[バジリスク]の感想・争いを好まず、純粋で汚れない少女として、非常に魅力的に…(好きなキャラクター:ネタバレ注意)。 #漫画

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バジリスク甲賀忍法帖 伊賀の朧 甲賀弦之介

バジリスク甲賀忍法帖 主人公甲賀弦之介の許婚、伊賀の朧。
忍の頭領の後継なのに、忍法一切身についていないが、生まれながらのはげんの瞳を持つ。伊賀と甲賀和睦寸前、弦之介との祝言を心待ちにしていた2人にとって、残酷すぎる運命が立ちはだかる。
どんなに過酷な運命に巻き込まれても、弦之介を一途に思い続ける。

キャラクター1人1人、すべて魅力的で凄腕の忍術の使い手ばかり。皆強いが、朧だけは天然のドジと大ボケで描かれている。忍術一つ身につかず、ドジっ子の朧。争いを好まず、純粋で汚れない少女として、非常に魅力的に描かれている。
次々に十人集の名前が巻き物から消され、最後に生き残った朧と弦之介。果し合いの前から朧は覚悟を決めていた。この世で結ばれぬ運命ならば、来世で結ばれるように願いながら。
弦之介様、大好きです、と言い残し、微笑みながら自害する場面は、涙なくして見られない。弾正、お幻と同じように流れてゆく2人をみて、泣かない者はいないだろう。