面白い漫画を教えてください。

色々な「面白い!」を発信します。

スポンサーリンク

ネタバレ注意!花田少年史/最終回感想&あらすじ・悪ガキの一路は、事故かキッカケで幽霊が見える様になってしまいます…。

【おすすめ情報】知らない人は損している!「アマゾン業務用ストア」で便利でお安く。

ボロ泣き確実!花田少年史最終回

花田少年史は絵に似合わず泣ける話が多いです。
主人公は小学生の花田一路。近所で有名な悪ガキの一路は、事故かキッカケで幽霊が見える様になってしまいます。そして訳あって成仏できない幽霊たちが一路の元を訪れ、頼み事をしていきます。
幽霊が大嫌いな一路はいつも迷惑していて、幽霊たちの頼みを無視しようとするのですが、なんだかんだで最後はちゃんと頼みを聞いてあげちゃう優しい一路がかわいいです。

最終回で一路の元へやってくる幽霊は、一路と同年代の女の子で、名前はりん子。このりん子の亡くなった経緯が切なくて泣けます。りん子の頼みは、地震で谷へ落ちてしまったお地蔵さまを崖の上へ戻して欲しいというもの。そのお地蔵さまは、ずっと前に崖から転落し亡くなった、りん子の供養の為に置かれたものだったのです。
りん子が生まれたのは、とても貧しい村で、子どもを売って生活をつないでいる様な時代です。親は好きで子どもを売るわけではないし、子どもはそんな親を責めたりはしない。この時点でかなり切ないです…
そしてりん子も売られてしまいます。りん子が売られたのは山を越えた先の遊郭でした。まだ幼いりん子は客をとれないので雑用をしていたのですが、そんな姿がある客の目に止まりついにりん子が客をとる日がきてしまいます。
客をとる日の前の晩、りん子は遊郭を飛び出します。暗い暗い山の中を走って逃げます。売られた子どもが逃げ出していいわけがなく、すぐに大人たちが追ってきます。そしてついにあの崖へ。
崖へと追い込まれたりん子は、足を滑らせて谷へと落ちてしまいます。

「おかあちゃん!」

りん子はただお母さんに会いたかった。離れて暮らすお母さんのところに行きたかった…
ここから涙が止まりません。さらにこの後、りん子の転落を知ったお母さんが崖にきて、お地蔵さまを抱きしめながらりん子の名前を叫びます。(本当は“倫子”でのり子)
涙腺崩壊…そしてお母さんもお地蔵さまを抱きしめたまま亡くなります。それから子どもの地蔵を覆う様にして母親の地蔵も作られ、母子地蔵と呼ばれるようになりました。

思い出しただけで泣ける話です。ようやく一緒になれた母子でしたが、地震でりん子のお地蔵さまが、谷へ落ちてしまったので、りん子は一路のところへ来たんですね。最後は一路のおかげで、母子はまた一緒になれます。
最終回には他にも泣けるポイントがあるんですけど、省略します。