みんなの夢見た青春?スラムダンク!
私が読んだ漫画で印象深かった最終回のものは、王道ですが「スラムダンク」です。熱い友情と息一つつかせない試合の緊張感ある描写に食い入って読んでいました。
夢のインターハイに強豪との熱戦と、少年漫画らしい爽やかで熱いストーリーでしたが最終回は意外にもサラッと。
それまでの強豪たちの濃密な試合描写と打って変わって決勝は主人公たちが負けたという試合結果だけ描かれる形に。読んでいてえぇっ?と思いましたが、そのあっさり感がむしろ弱小だった主人公たちがよくぞ強豪相手にここまでやってこれたという感情を抱かせます。そして、その軽やかな感じがなんとも後味が良いのです。全力で何かをやり遂げたときのようなスッキリとした心持ちになります。
あれだけ古い漫画にもかかわらず、どれだけ世代を超えても再び青春を感じさせてしまうスラムダンクはやっぱり不朽の名作なんじゃないかなぁと思います。自分に子供ができたらやっぱり読んでもらいたいなともおもいます笑。