もやしもん
石川雅之先生による某農大を舞台にした、登場人物たちが送る学生生活などをメインにしたマンガであります。
本作の最大の特徴は主人公である沢木が菌を肉眼で見ることが出来る能力を持っている、ということであります。それによりオリゼーなどの菌たちがマスコットも同然に描かれているなど他作品と比べても非常に独創的な内容となっているのです。
しかし本作の特徴はそれだけでなく、石川先生による農業やお酒などに関する深い考察と登場するキャラクターたちの人間ドラマも見逃すことは出来ません。
舞台は某農大ではあるものの、農業畜産に関する以外のことに主観が置かれることも少なくなく幅広い層の方々に受け入れられやすい構成となっています。
また、深い考察を除いても前述の人間ドラマや人々や菌たちの持つユーモアさも高く細かいことを考えずにただストーリーだけを楽しむという意味でも十分にオススメ出来るマンガであることは間違いありません。