ガラスの仮面
今時珍しい?主人公成長物語。
もう連載20年近くになるのじゃないでしょうか?私が子供の頃にこの漫画に出会ったときは衝撃を受けました。
演劇大好き!ななんの取り柄もない少女が、舞台のチケットの為に大晦日に蕎麦の出前を一人でこなしたあげく、そのチケットを故意に池に落とされたら真冬の海に飛び込んで取り戻す・・・そして「これでお芝居が観られる」ってガクガク震えながら喜んで、母親にすら引かれてしまうくらい。
そこだけでも相当なものなのに、その後演劇を観て目覚めた主人公が出会う「演劇の師匠」とも言える月影先生。
この人も若い頃は美人だったのに、もう演劇狂いでやることが派手というか、無茶苦茶というか。
人形の動きを覚えさせようと、竹で作った特製コルセットをつけさせたりなどなど。
演劇に限らず、何かに情熱を傾けるというのはそういう事なのかと思い知らされました。
・・・この作品に限っては行き過ぎのところも多々あるけれど。
感動的なのは「若草物語」のベスを40度の高熱をおして演じきったこと。
その他にも感動エピソードはたくさんありますが、今は主人公と「紫のバラのひと」との恋の行方が気になる所です。