- いなだ詩穂 原作/小野不由美
一言感想
後ろが気になって眠れません。
面白いところ。
小野不由美さんの悪霊シリーズ原作の漫画です。
とにかく怖いです。
屋敷に入った人が消えるという以外、何もわからない手探りの状態から、不可解な心霊現象を化学的な方面から検証していくのですが、ドキドキ感がなんとも言えず...。
おかしな構造の屋敷や隠し部屋の存在など、終始不気味な雰囲気を漂わせながら、家中に血文字が浮かび上がったシーンには鳥肌が立ちました。
屋敷に調査に来ていた人消えたり、心霊現象の原因が解き明かされるまでの臨場感・緊迫感にも迫力があり、とんでもなく怖いのに読みのをやめられないお話でした。
好きなエピソード。
屋敷の中にいる霊は浄化できないと結論が出たあと、真砂子が浦戸の亡霊に連れ去られてしまう。
壁を壊し、謎の空白部分にいる真砂子を麻衣が助け出そうとすると、そこで浦戸の亡霊と遭遇してしまう絶望感に息を呑みました。
おすすめ。
小野不由美さん原作なだけあって、話の道筋がしっかりしていて読みやすいです。
不可解な心霊現象がただ起こるのではなく、わかりやい言葉や説明でその現象を解きほどいていくので、ちゃんと消化しながら恐怖しながら読めるホラー漫画です。
作品に関する思い出。
これを初めて読んだ当時はまだ中学生だったのですが、本当に怖くて眠れなかったです。
怖いくせに、これからどうなるの?と先が気になってしまうので読み進めるのですが、やっぱり怖い!の繰り返しでした。