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純潔のマリア3巻(最終巻:石川雅之)感想&あらすじ・英仏百年戦争末期のフランスで争いを止め続ける魔女の…ネタバレ注意。

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一言感想

神は愛を知らず、魔女は彼氏が欲しい。

面白いところ。

英仏百年戦争末期のフランスで争いを止め続ける魔女のマリアだったが、力尽き、守ろうとした人間の手によって貞操、ひいては命の危機を迎えていた。
局面を助けたのはイングランドの魔女ビブだった。マリアの行動を見かねての行動だったが、ビブはマリアに人として惹かれていた。ビブはマリアに「幸せ知らないものが他人幸せになどできない」とマリアに尽くそうとする。マリアは物心ついた頃から人助けをしていて、「幸せ」がなんなのかを明確にこたえられなかったのだった。
本来ならジョセフ(マリアの想い人)がこの役割を果たしそうなものだけれど、ビブの存在が物語をより豊かにしている。

好きなエピソード。

マリアを裏切る形になってしまった天使エゼキエルが、大天使ミカエルに対し人についてを説くシーン。
神は傍観が基本と説くミカエルに対し、エゼキエルは「この人たちは善いひとです」と涙ながらに訴える。その結果、エゼキエルは堕天を命ぜられる。その堕天の処置がマリアの子として生まれ堕ちるといもので、その結果マリアは魔女の力を失うこととなる(マリアは処女でなくなると力を失う)。
コミカルに描きながら神の有用性を織り交ぜたテーマのまんがだけども、うまくまとめたもんだなあと感心した。

おすすめ。

彼氏が欲しい魔女マリアの大団円が見どころ。全三巻と物足りないと思うかもしれないけれど、なかなかに読ませてくれる。