- 赤石路代
一言感想
華浜市という架空の市の市長の遠山京香。
今回は姉妹都市が地震に合い壊滅状態になるのを助ける市長や人々、それぞれの考えなどの話です。
好きなエピソード。
ある意味ではこの話は地震における恐ろしさと情報の大事さ、また決断できることの勇気を訴えていると思います。
今回、遠山京香が下した決断はある意味では独断もかなり含まれていました。そういう事態は本来ならば許されないでしょう。ですがやはり憧れてしまいます。
助けを呼ぶことができない場所のわずかな異変を感じとり、責任の覚悟をもって指示を出すリーダー。
ある意味、災害の時にしっかりとした指示を出してくれる人がいるといないとでは大きく違いますよね。
実際の現場にもいると信じたいほど上の立場の人間の決断というのは大事なのだと実感してしまいました。
おすすめ。
火事で焼かれてしまいそうな子供を助ける華浜レスキュー。
地元の人間で最高のレスキュー隊員である鴻ノ森さんと彼を信頼し任せた遠山京香の決断が助けられた命の瞬間だったと感じました。
またその子が双子で片方の子が華浜市に遊びにきていて、片割れの痛みを感じとり、市長に訴えたことも遠山京香が決断した判断のひとつでした。
その他。
感動的なのですが地震のトラウマのある人は避けた方がいい話かもしれません。