- 作品タイトル:喰う寝るふたり住む二人
- 作者名:日暮きのこ
一言感想
同棲はその名の通り一緒に住むということで、実際も問題は一つや二つじゃありませんがこの作品の二人はきちんと二人で乗り越えるので読んで同棲したくなる人は多いと思います。
面白いところ。
この作品は、片方の目線だけでなく彼氏、彼女の両方から、お互いの両親や友人の目線から見ていていたりするのでものすごく共感できます。いままでこういう描き方の漫画はみたことがないのでとってもおもしろいです。
好きなところ。
つい、自分たちの生活と見比べてしまうのですがささいなすれ違いから発展する喧嘩はどんなカップルにも共通しているんですね。そこで「別れる」という選択肢が出てこないところが自分たちを見ているようでホッとするので好きです。
好きなキャラ。
彼女のリツコです。自分と重なる点も多く、でも彼女の方がずっと大人で少し理屈っぽいのですが、私も彼女のように考えていることを的確にまっすぐ彼に伝えられたらと羨ましくなります
好きなエピソード。
リツコが合コンにいくというエピソードがあるのですが、ときにそういうことがあってもやっぱり誰かに恋なんて考えれない、友達や同僚との飲み会、遊びでどんなに楽しくてもなぜか「早く帰りたい」と思うその心境が伝わってきて大好きです。
好きなところ。
読んでいると「あー、わかる!」と思えるところが結構あって、同棲していてもたまにどうしても一人で眠ったりご飯を食べなきゃいけないときがあってそういうときはもう本当にさびしくなるのですがそのシーンがたびたび出てくると心底共感できるので好きです。
おすすめ。
この作品を読むと「同棲してるのに○○」問題は気にならなくなります。他人は好き放題言います、他人ですもの!すべてのカップル、夫婦にお勧めします。
作品に関する思い出。
現在、私も結婚を考えている彼氏と同棲しているのですが、この作品と同じ年齢で付き合い同じ年齢で同棲しているのですごく親近感があり読んでみましたが一緒に生活するという難しさはどこも一緒だなあと思いました。
作者に関して。
この作品自体は口コミで広まったようです。またインタビューで「この作品はあくまで日常の面白さ、そして幸福感を描きたいと思っています」とのことでしたのでこれからが楽しみです。
その他。
若いころのリツコの服装といまのリツコを見比べてほしいです。これは私はすごく納得できるのですが、一緒に暮らすということがどれほど成長させてくれるかを知ってほしいです。