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蟲師(漆原友紀)感想&あらすじ・一話完結なので、どこから読んでも楽しめます…ネタバレ注意。

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  • タイトル…蟲師
  • 作者名…漆原友紀

一言感想

独特で怪しい雰囲気、クセになります。

あらすじ

精霊や幽霊や妖怪などにあたる生物、蟲が起こす現象や怪奇を霊能力者の蟲師という「蟲」専門の医者かつ研究者、退治者である主人公ギンコが解決する。

面白いところ

基本的に一話完結なので、どこから読んでも楽しめます。
どこか不気味で鬱蒼とした雰囲気が漂うこの作品。
派手な演出は無いけれど考えさせられるストーリーも多く、心に残る漫画となっています。

本当にあったんじゃないかというほどリアルでグサグサと心に突き刺さります。
絵も表紙もすべてが蟲師ワールドです。

好きなキャラクター

やはり、ギンコですね。
読んでも読んでも読めないというか、不思議と透明感のあるキャラです。
蟲と関わる彼はなんだか寂しげにも見えるし…ミステリアスという言葉がぴったりです。

好きなエピソード

一巻の「瞼の光」という目に住み着いた蟲を追い出すお話。
蟲師を読んでいて初めてザワッとするような感覚になったのがこのお話。
それに加えて、ギンコが少女に義眼を渡すシーン。
なぜギンコは義眼なのか…そして最後のコマがとても印象的。
暗い中で一人煙草をふかすギンコがとてつもなく孤独に見えました。

おすすめポイント

漆原さんの絵が一層この蟲師という世界観を引き立てています。
またアニメも放送していたのですが、音楽、美術がすばらしく是非見ていただきたいです。

さらにはオタギリジョーが主演の映画もあるので、気になった方は是非。