漂流教室はとても長く、昔の小学館の文庫で読むと確か6冊くらいで完結だったと思うんですが一度読み始めると必ず最後まで読まずにいられないほどのおもしろさです。
鬼才である楳図かずおさんのマンガはオチが2重にも3重にもなっていてみんなおもしろいんですがこれはダントツですね。
このまま地球の環境を悪くしていくと未来はこうなる、そこへタイムスリップして未来に送られてしまった子供たちはどうやってこの悪化した世界で生きようとするのか?というところが主題なんですけれども、この連載をするにあたりいろいろな分野の博士たちにインタビューしたものを参考に書いているので このマンガがはじめて発刊されてから何年もたった今、本当にマンガと同じことがおきていてびっくりします。
何度も頻繁に起きる地震、そして台風、この間のニュースのように小島ができてしまったなど気象や自然現象、そしてホログラムなどの科学までこのマンガは見通していました。
こういった現在の事象と比べながら読むのもとてもおもしろい一冊です。