北海道の農業高校を舞台に描かれるこの作品は、農家の息子でもない主人公が実家から出たいがために全寮制の農業高校へ進学し、そこから農業や畜産業に触れることで様々なことを学んでいく、というストーリーです☆
私も読んでいて農業や畜産にすごく興味がわき、もう一度学びなおすなら絶対に農業高校に通いたい!!と一種の憧れをも抱きました(笑)それくらい、主人公をはじめとした登場人物たちがいきいきと農業や畜産業に向かっていく姿は印象的です♪
しかしそれとは対照的に、マンガを通して農業や畜産業の現実を知ることもできます。例えば、自分たちが愛情かけて育てた豚を食肉用に加工する為、その処理施設に送らなければならないこと。当たりまえと言われればそうですが、若干高校生の彼らがその現実と向き合い、受け入れたうえで畜産を学んでいく過程はシビアさの中にも主人公たちの心の成長を感じられるエピソードでした。
農業高校というレアな環境で生徒たちが織り成す青春ストーリーは、読者の心に新たな発見や気づきをもたらしてくれるはず☆