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クズの本懐(ほんかい:横槍メンゴ)既刊全2巻/感想&あらすじ・主人公の花火がかなり毒舌な…ネタバレ注意。

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  • 作品タイトル:クズの本懐(ほんかい)
  • 連載中:既刊全2巻
  • 作者名:横槍メンゴ

一言感想

絵はいかにも女の人が書いている感じでかわいいですが、ほのぼのとしたラブストーリーではなくとにかく苦く、苦く心にしみます。

面白いところ。

主人公の女の子、花火がかなり毒舌なところです。でも確かに...とも思えるのですが、それは容姿端麗な彼女ならではなので自分では思っていても言えないような毒を吐くところが面白いと思います。

好きなところ。

あなたがあの人なら、と想うその苦さがたまらなくクセになります。飲めば飲むほど乾いて、遠くなっていくというお互いの好きな人の存在の見せ方が素敵です。

好きなキャラ。

花火の親友の「早苗」という同じクラスの女性キャラです。花火のことが好きで、友達としてお泊り会をしたときにキスしてしまうのですが、彼女もまたひりつくような苦しい恋をしているのでなんだか愛しくなってしまいます。

好きなエピソード。

ストーリーが進行していく中で、主人公たちがもつれ合いゆがみ合っていくなか、主人公たちの好きな人たちは順調に愛を育んで行くところが切なくて好きです。

好きなところ。

好きな人とは一緒になれないもの同士がお互いをあてがってしまう、その傷の舐めあいが浮気ともつかず純愛でもなくそして解決策もなくただ辛くてでもどうしてかこの作品に惹かれます。

おすすめ

主人公たちだけでなく、周りの子たちの心境もなかなか甘くなくていいです。ゆっくりと進んでいく不思議な見せ方が素敵な作品です。

作品に関する思い出。

もともと作者さんが大好きでハマりました。この作品を買った当時は大人気でなかなか手に入らず探し回った思い出があります。

作者に関して。

横槍メンゴさんはヨリという名前でも活動していらっしゃり、その時に知りました。ニコニコ動画やpixvでもすばらしい作品を見ることができます。

その他。

セクシーな作品を書かれることが多いからか、汗や舌や皮膚、粘膜の表現が生き生きしていてとっても美しいです。